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建物の劣化を戻すための取り組みー2

(2021.08.13 更新)

皆様、こんにちは。

前回に続き、建物の劣化を戻すための取り組みについてお話します。

 

具体的な劣化症状とその対策方法についてご紹介します。

①はチョーキングとよばれ、塗膜の初期劣化状態で素地の保護機能が失われつつあります。チョーキングは3~5年程度で発生しますが、チョーキングが起きたことによって、すぐに壁が倒壊するわけではありません。

 

②はクラックとよばれる外壁のひび割れが生じています。このクラックの幅が0.2~1.0mmの場合は、Uカットシール材充填工法という記載があります。下地にカッターを入れ、シール材を注入するのですが、一般的に0.3㎜以上のひび割れにUカットシール材充填工法を採用します。

 

③④ではコンクリートの押出し及び露筋が生じています。

押出されたコンクリートを削り取り、露出鉄筋の防錆処理後、エポキシ樹脂モルタルで成形します。クラック追従性を考慮した改修仕様の選定、防水施工箇所の見直し等が求められます。

 

劣化状況をしっかりと診断し、適切な処置をしてくれる業者さんを選びましょう。

以上、建物の劣化を戻すための取り組みについてでした。

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